2013年6月17日

本当にチャンスなのか

地元の野菜や果物を用いて加工食品をつくったり、販路を拡大したりすることについての様々な補助金が、申請し認められれば得ることができる。この話を多くの方々から聞くし、私が扱っている商品もその過程でできた物もたくさんある。けれどお金が手段ではなく、目的になってしまっているケースも多いのではないかと思う。

小豆島はオリーブバブルだとある人から聞いた。農協に出荷している生産者登録は400件を超えている。しかし小豆島産オリーブを目にすることは少ないし、とても高価な物なのでおいそれとは使えない。ブームなのかもしれないが、小豆島産オリーブで大儲けをしたという話を聞いたことはない。オリーブの木の根が腐った、ゾウムシにやられた、落実した、収量が悪かったなどという苦労話はよく耳にするのだが。だれでもが農業や漁業にチャレンジできる環境をつくり、できた物、取れた物を販売していく環境づくりがなされることに異論はない。だが大きな仕組みを変えていかないと、新規参入がいくら増えたところで資金が尽きれば終わりなのだ。

オリーブにしても輸入物が圧倒的なシェアを占めるなか、国内では小豆島や高松を抱える香川産が有名だが、今後は九州、山陽地区、愛媛県などでも作付は増えていくだろう。シェアの少ない国内産の競争がより激化していくのである。本物の産地として抜きんでるためには、その場所が消費地としても抜きんでることが肝心なのではないかと思っている。高くても地元産の物を使うか、品質が悪いときも使い続けるのか、消費地としての地元の理解と応援が無ければ続いていかないからだ。海外への販路開拓もTPP前夜でより活発になっているが、地元で理解され愛されていない物が海外に出て成功するだろうか。いまの時代、ネットで探せばその商品についての情報などすぐに手に入れられる。リスクを負ってでも押してくれる力強いパートナーがいない限り続かない。足元を見よう。仲間を作ろう。

【松井の昼ごはん 6月11日】 丸亀市飯野町飯野屋の肉ぶっかけ冷大。噛みしめ食べる厚みのある肉が嬉しい。流石は肉うどんの名店。

【松井の昼ごはん 6月12日】 丸亀市飯山町彦江の肉ぶっかけ冷中。くせになるなー。

【松井の昼ごはん 6月13日】 丸亀市綾歌町香川屋本店のざる大。1時過ぎでバスの団体さんと鉢合わせ。製麺メーカーの直営店として力がある。

【松井の昼ごはん 6月14日】 丸亀市飯山町上田うどんのなめ茸ぶっかけ冷大。夏はさっぱりとなめ茸。わさびを付け過ぎた。

【松井の昼ごはん 6月15日】 善通寺市中村町大釜うどんのかけ大+野菜かき揚げ。うーん、味が合わない。ここは釜揚を食べるべきだった。かけは駄目。

【松井の昼ごはん 6月16日】 坂出市飩餃府中店で回鍋肉定食+餃子。若い頃から慣れ親しんだ大衆中華店の味は美味しい。

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